定年退職の近い現職自衛官のみなさん、再就職先について考えていますか?
今回は再就職先の業種や収入について私の知っている範囲で書いてみます。
・業種
自衛官の定年退職後の再就職先てすが、私の見聞きしたものを挙げてみると、
・警備関係・・施設警備、貴重品運搬など
・運輸系・・・トラック運転手、バス運転手
各種配送業務など
・介護系・・・介護施設、デイサービスなど
・損保関係
・各種製造業
・各種サービス業
・その他・・・電気保安協会
高速道路パトロール・料金所
う~んと頭をひねっても大雑把に言ってこれくらいです。
きっとまだ様々な仕事に就いた方がいると思いますが、私が知ってるのはこれくらいです。
(高級幹部と一部の特殊な資格を持った方を除きます。)
ちなみに私は警備関係の会社て働いています。
現職自衛官のみなさんも、先輩の話から、大体こんなものだろうって考えていると思います。
実際、よし定年したら次はこれをやってみよう!って言うより援護担当者と話し合い、これらの中から選択するというのが一般的です。
ちなみに損保関係は幹部が対象者になっていると思いますが、同期の准尉で定年付3尉になった者も損保に行ってます。
・収入
収入に関しては、大都市と地方では大きな差があるようです。
私が再就職先を検討する時に援護から広島県内の求人リストを頂いたのですが、業種に関わらず基本給15万~20万といったところでした。
12万~なんていうのもけっこうな数ありました。
ちなみに私の現在の手取額が約は20万円で、広島のような地方都市では良い方だと思います。
損保はもちろん条件はいいです。同期の話しでは名古屋の会社で手取額25万円くらいあるようです。
ザックリした事を書きましたが、定年後の再就職先での年収は多くの方が300万円代になると思って間違いないでしょう。
年収400万円代を稼ぎたい方で車の運転が好きならぱトラック、バス運転手を検討するのもアリだと思います。
ただし、あまり稼ぎ過ぎると退職給付金が減額されるので注意が必要です。
現職の方は会計か厚生に問い合わせれば金額のボーダーラインを確認出来ると思います。
60才から更に収入は下がる
私が年金を受給出来るのは65才からです。
したがって65才までは最低限働かなければなりませんが、60才になると正社員から嘱託に変わります。
嘱託になると基本給も下がり、各種手当も失くなるため手取額は大きく減少します。
私の場合、計算では約5万円下がります。(T0T)
これは私の勤めている会社の話しではありますが、金額の違いこそあれどこでも同様の処置は取られると思います。
65才定年とか70才まで働けと言ってる世の中でそれはないよ!って言いたいですが、泣きごとを言ったところでこれが現実です。
・最後に
再就職の選択肢は、援護から紹介してもらう中から選ぶのが一般的と書きましたが、これをやってみたいって思う仕事があればそれこそチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。
自分が見つけてきた会社でも援護に話せば仲介してくれるので、組織の力を利用した方が就職も有利です。
自衛隊退職直後はまだまだ若くて働き盛りです。
一度きりの人生ですから、やってみたいと思う事をやるのは良いことだと思います。
もちろん、ご家族の理解があっての事ですよ。
定年退職される自衛官のみなさんが、良い再就職先に恵まれる事を願ってます!